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藤井聡太四段とメディア=最上聡(東京学芸部)

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歴代単独1位となる29連勝を達成し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太四段(左)=東京都渋谷区の将棋会館で6月26日午後9時42分、佐々木順一撮影
歴代単独1位となる29連勝を達成し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太四段(左)=東京都渋谷区の将棋会館で6月26日午後9時42分、佐々木順一撮影

「見て面白い将棋」体現

 社会現象になった藤井聡太四段(14)の29連勝。記録が伸びるにつれ名人戦もかくやの取材態勢が組まれ、私も取材陣に加わった。ここで藤井四段の人気が急速に広まった理由と、今後のメディアの役割について考えてみたい。

 私はインターネットの動画中継、棋譜中継でも、藤井四段の対局を観戦する機会が多かった。連勝を重ねた藤井四段は序盤からリードを奪い、はっきり逆転と言える将棋は数えるほどしかなかった。素人目には予想外のところから襲いかかるように見えて実は正確無比、あっという間に相手を追い詰める。その着手にぞくぞくし、ほれぼれした。

 同じ快感を、多くの視聴者が味わっただろう。藤井四段の対局を中継したインターネットテレビ局「Abema(アベマ)TV」の視聴数は、29連勝を達成した6月26日の対局で793万回、連勝の止まった2日の対局で1242万回を超えた。同局の将棋チャンネルでは歴代最多だ。

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