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「私の夢は美術の教員になることです」
約700人の聴衆を前に、女性(18)は力強く語る。
今月8日、東京都内で催された「カナエール夢スピーチコンテスト」(主催・NPO法人ブリッジフォースマイル)。児童養護施設などで育った若者に対し、進学や将来の夢をステージ上で語ることを条件に、給付型奨学金を支給するプロジェクトだ。
女性は幼い頃から母親の暴力に苦しみ、高校の時、担任に勧められて児童養護施設に入所した。もともと美術が好きだった女性に、教員の道を指し示したのも担任だった。女性は周囲の協力を得ながら受験勉強に励み、今春志望校に合格。希望を胸に、都内の国立大学に通っている。
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