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広島の発言2017

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原爆残り火を広島まで自転車で運んだ 本岡晃浩さん /広島

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長崎から原爆残り火を広島まで自転車で運び、原爆ドーム前で笑顔を見せる本岡晃浩さん=広島市中区で、小山美砂撮影
長崎から原爆残り火を広島まで自転車で運び、原爆ドーム前で笑顔を見せる本岡晃浩さん=広島市中区で、小山美砂撮影

火の熱、人々に戦争の実感 本岡晃浩さん(30)

 72年前に広島に投下された原爆の残り火とされ、福岡県八女市で今も燃え続ける「平和の灯」を各地を回りながら自転車で運ぶNPO「アースキャラバン」(京都市)が主催するピースサイクリングに初めて参加。長崎市から広島市までの約420キロを7日間かけて巡った。

 火は、原爆投下後の広島に、叔父を探しに来た元兵士が遺骨の代わりに焦土から採取したとされる。元兵士は当初、叔父ら大勢の人の命を奪った米軍への恨みから火を自宅の仏壇などにともしていたが、憎しみを乗り越え、希望のともしびにしたという。

 「つらい、苦しい、といった気持ちを変えていった元兵士の思いに胸を打たれました。サイクリング中に出会う人には、火の熱を実際に感じてもらい、身近に戦争があったと気づいてもらえたと思います」

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