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宗像大社

沖ノ島を保護 現地大祭を中止へ

世界遺産への登録が決定した沖ノ島(奥)。手前左から小屋島、御門柱、天狗岩=福岡県宗像市で、本社ヘリから森園道子撮影

 宗像大社(福岡県宗像市)は、毎年5月に沖ノ島で開いている現地大祭を中止する方針を固めた。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録が決まった沖ノ島を保護するための措置。現地大祭は一般の上陸を認めている年に1度の機会だが、規制強化を優先させる。

 大社によると、大祭は、1905年に沖ノ島沖であった日本海海戦の勝利を記念して始まった。戦前は本土の大社で実施され、58年から海戦のあった5月27日に沖ノ島で催す現在の形になった。一般の上陸は原則禁止だが、大祭のみ全国公募の男性約200人が上陸している。

 ユネスコが登録を決めた「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の中で、沖ノ島は構成資産の中心。そのためユネスコの世界遺産委員会は、違法上陸対策の強化や保存活用協議会の設立を要請。日本側も「神職以外は原則入れない」との見解を示していた。

 沖ノ島の沖津宮には、大社の神職が10日交代で常駐して神事をしている。来年は老朽化している同宮社殿の改修工事を実施する予定で、工事の関係からも大祭の開催は難しいという。【前田敏郎】

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