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獣医学部の新設断念 特区活用で計画 

 京都産業大(京都市)は14日、記者会見を開き、国家戦略特区を活用して計画していた獣医学部の新設を断念すると発表した。黒坂光副学長は、政府が決めた2018年開設のスケジュールについて「準備期間が足りなかった」と述べ、「国際水準に資する教員の確保が極めて難しい」として、将来的にも開設を目指す考えがないことを明らかにした。

 京産大は、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)と競い合う形で獣医学部新設を希望。昨年3月に新設計画を国家戦略特区の会議で提案したが、特区諮問会議が昨年11月、広域的に獣医師系養成大学等が存在しない地域に限り新設を認める方針を決めたことで事実上、除外される形になった。さらに今年1月、内閣府と文部科学省が18年度開設の1校に限り認めると発表。京産大は学部を開設する事業者への応募を見送り、加計学園が事業者に認定されていた。

 京産大の吉門敬二総務部長は、地域を限定する条件について「(関西には獣医師養成課程を持つ大阪府立大があるため)不利だと思った」と振り返った。

 政府の特区ワーキンググループの八田達夫座長は、京産大の提案について「結果的に十分な熟度を伴った提案ではなかった」とのコメントを出した。【宮本翔平、野口由紀】

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