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九州豪雨

中国・四国の雨も発生に影響 気象庁

 九州北部豪雨について、気象研究所(茨城県つくば市)は14日、温度が急激に変化する局地的な前線「温度傾度帯」の発生も豪雨の一因だったと発表した。上空には強い寒気が流入して大気が不安定になり、積乱雲の発達に拍車をかけたことも気象データの解析で分かったという。

     豪雨があった5日の九州北部には、これより前に中国・四国で降った雨で冷やされた空気が流れていた。それが、南西から入った温かく湿った空気と衝突。梅雨前線とは別に、小規模な前線ができた。数十キロで約5度も温度が変化する強い前線だったという。

     このため暖かい空気が冷たい空気に乗り上げて大きな積乱雲が発生。また、上空5500メートル付近には、平年より約3度低い氷点下7度以下の寒気が流入し、積乱雲を発達させた。豪雨をもたらした「線状降水帯」の形成は、これまで南西風が注目されていたが、中国・四国の雨も影響していたことになる。

     記者会見した津口裕茂研究官は「条件が整えば、日本のどこでも起こる現象」と注意を呼び掛けた。【飯田和樹】

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