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ヒアリ

毒餌設置、港を限定へ 環境省が方針転換

神戸港で発見されたヒアリ=環境省提供

 強い毒を持つ外来種「ヒアリ」の駆除対策で、環境省は14日、外国との定期コンテナ航路がある68港に一律に毒餌を置く方針を撤回することを明らかにした。「在来種も死に、ヒアリの侵入を加速させる恐れがある」との専門家の指摘を受けた。当面、捕獲用の粘着トラップを置いて各種のアリの生息状況を調べ、必要な港に限って毒餌を置く方向で調整している。

 環境省は11日、68港に対し今月中に毒餌を配布する方針を示した。準備の過程でアリに詳しい専門家らに意見を求め、国立環境研究所生態リスク評価・対策研究室の五箇公一室長に「毒餌で在来アリも駆除され、ヒアリが入りやすくなる恐れがある」と言われたという。環境省の担当者は「在来アリがいなければ毒餌を置くべきだと話す専門家もいる。最初から全ての港に置かず、在来種に影響がない場所に限るなどしたい」と話した。

 一方、環境省は14日、神戸港に仕掛けた粘着トラップに国内で初めてヒアリ1匹がかかったと発表した。【五十嵐和大、大場あい】

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