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大竹文雄・評 『日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用』=大湾秀雄・著

 (日本経済新聞出版社・2484円)

 「採用時における面接やグループ討議の評価は、入社後の社員の活躍度合いと無関係だ」ということがあなたの会社の人事データを分析して判明したとしよう。あなたが人事担当重役だったらどうするだろうか。

 優秀な重役であれば、採用の仕組みを改善するはずだ。一方で、今までお金と時間をかけて採用の仕組みを作ってきた手前、効果がなかったとは言えないので、分析結果を無視するかもしれない。分析の担当者は、採用制度を推進してきた上司にこの結果を伝えられない可能性もある。

 実は、現実の日本企業の多くは、人事データの分析そのものができていないので、その結果をどう生かすかという問題にまだ直面していない。面接やグループ討議による評価の有効性さえ分かっていないのだ。製品開発は、様々なデータをもとに行っていても、人事制度は経験や外部コンサルの指導に頼っている企業が多いのではないだろうか。

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