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理の眼

死刑のある人権途上国=青木理

 7月13日朝、大阪と広島の拘置所で2人の死刑が執行されました。いかに許されぬ罪を犯した者とはいえ、人の命を強制的に奪う--もっと直截(ちょくせつ)に記せば「縊(くび)り殺す」のが死刑ですから、あらゆる刑罰の中で唯一、法相の執行命令が必要とされています。

 現法相下の執行は昨年11月以来2度目で、今回は大阪で執行された死刑囚が再審請求中だった点が議論になりました。1999年に類似の執行はあったものの、再審請求中は執行を避けるのが“慣例”と考えられていたからです。

 当然といえば当然です。再審とは裁判のやり直しであり、それを求めるのは裁判や判決の中身に不服があるということ。中にはまったくの無実を訴えている者もいます。仮にその訴えが真実だったら--と背筋が寒くなりますが、法務省は違うようです。13日付の本紙夕刊によると、同省幹部は「執行を避けるための形式的な請求が繰り返されているケースもある」と語ったとか。

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