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流れ変える機会 シンクロ3位発進・TR予選

 【ブタペスト村上正】世界水泳選手権で16日に行われたシンクロナイズドスイミングのチーム・テクニカルルーティン(TR)予選で、日本は91.7484点をマークして3位発進した。

     流れを変える絶好の機会が巡ってきた。日本は今大会、ソロ、デュエットのTRでいずれもライバルのウクライナに3位の座を奪われ、4位に甘んじてきたが、この日のチームの予選は0.25点余りの小差でウクライナを上回った。だが井村雅代ヘッドコーチは「逆転される範囲内にいる。決勝は本当の勝負になる」と気を引き締めた。

     TRの演目は昨夏のリオデジャネイロ五輪と同じ繁栄を意味する「弥栄(いやさか)日本」。8人のマーメイドは水中に飛び込むと、和の曲調に合わせスピードのある脚技で勢いに乗った。終盤まで衰えず、同調性もばっちり決まった。

     この日出場した8人のうち3人が昨年の五輪後に加わったメンバーだった。五輪銅メダリストと新メンバーでは経験の違いから意識に差があるのは当然だったが、それを埋めるのは容易ではなかった。世界選手権初出場を果たした最年少19歳の阿久津は演技後、「(出番を迎えてプールへ)歩き始めたと思ったら、(あっという間に演技を終えて)最後のポーズになっていた。次は落ち着いていきたい」と話した。

     主将の乾は「これでチームが盛り上がっていくはず」と手応えをつかんだ。1度の演技でも世界の舞台を経験したことが新しいチームにとって大きい。負けられない戦いを前に弾みがついたことは間違いない。

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