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刊行

フェンス越しの米軍 沖縄の「記憶」を紹介

『日常化された境界』(北海道大学出版会)の表紙

 沖縄本島内を車で移動する際の風景から戦後史を読む、『日常化された境界-戦後の沖縄の記憶を旅する』(屋良朝博・野添文彬・山本章子著、北海道大学出版会、972円)が刊行された。国境・境界地域の研究「ボーダー・スタディーズ」や、こうした地域を旅する「ボーダー・ツーリズム」を紹介する「ブックレット・ボーダーズ」シリーズの4冊目だ。

 沖縄本島を縦断する国道58号は、那覇空港でレンタカーを借りた観光客が島の北部まで足を延ばす際、ほぼ必ず通る道。本書は、この道から見えるフェンスが、それぞれ米軍のどんな施設のものかを記す。さらに普天間飛行場の周辺や、嘉手納基地の「門前町」である沖縄市などの歴史を紹介する。地図を多く入れて、国道58号と基地の位置関係を分かりやすく示した。地図は、飲食店や商業施設も書き込まれており、実用的だ。

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