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わが町にも歴史あり・知られざる大阪

人知れず建つ碑や地名などをよすがに、今につながる大阪の知られざる歴史を掘り起こします。

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/474 玉造稲荷神社 /大阪

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玉造稲荷神社の入り口には「玉作岡」の碑も建つ=大阪市中央区玉造2で、松井宏員撮影
玉造稲荷神社の入り口には「玉作岡」の碑も建つ=大阪市中央区玉造2で、松井宏員撮影

 ◆環状線・玉造

秀吉時代の「鎮守神」 茶の湯文化支えた上町台地

 JR玉造駅から北西へ約600メートル。ゆるゆるとした坂を上ると、玉造稲荷神社(中央区玉造2)が現れる。ここは恐ろしく古い。社伝によると、垂仁天皇時代の紀元前12年に米の収穫に感謝してまつられたというのだから、約2000年の歴史があることになる。古代の大阪は海に突き出た上町台地を指し、その台地に創始された古社には、ほかに生国魂神社がある。こちらは神武天皇の時代というからもっと古く、国生み神話と深く結び付いている。

 さて、先週末の15、16日に夏祭りがあった玉造稲荷神社を鈴木伸広祢宜(ねぎ)(42)に案内してもらった。鳥居の手前に「玉作岡」と刻まれた碑が建っている。「昔は玉作と書いていたんです。日本書紀にも出てきます」

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