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揺らぐ「1強」

「安倍1強」政権が揺らいでいる。安倍晋三首相は8月初めに内閣改造・自民党役員人事を行って立て直しを期す構えだが、先行きは不透明だ。政界の重鎮やキーマンに見通しを聞く。

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揺らぐ「1強」

/1 森喜朗・元首相 首相、誠意持ち説明を

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=小川昌宏撮影
=小川昌宏撮影

 「安倍1強」とは、自民党内のことを言うのなら、党がまとまっているということでしょう。政治全体で言うのなら、野党が力不足ということではないか。若い頃、福田赳夫(元首相)さんから「マスコミは乱を好むからな」と言われた。1強が崩れそうになるとおもしろくなる。むしろ崩したがっているのがメディアの本音じゃないのか。これまで新聞はまあまあ冷静・中立的で、証拠のないものを推測で書くことはなかった。時代が変わり、ツイッターやブログで国民が意見を発出する。週刊誌、テレビのワイドショーが芸能ニュースと同じように政治を扱う。主観的、断片的なニュースが連日朝昼晩と流れ、世論を動かす。

 加計(かけ)学園、森友学園の問題もそうだ。「安倍(晋三首相)が悪い、安倍が悪い」とメディアがみんなやれば、国民がそう思うのは当たり前だ。安倍さんはそこにはまってしまった。そういう時代になったからこそ、メディアは「国民の目」だと首相も思わないといけない。誠意を持って説明することが大事だ。安倍さんもすぐにカッとなっちゃうし、僕も昔はミスをさせられた。稲田(朋美防衛相)さんもそうだ。政治家全体が未熟と…

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