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ひと

沼田真佑さん=「影裏(えいり)」で第157回芥川賞に決まった

 今年5月に文学界新人賞を受賞したデビュー作で、文壇への登竜門たる賞を射止めた。記者会見では激しいフラッシュを浴びた後、「まだ1作しか書いていないので頑張ります」と小さな声で言い、うつむいた。

 受賞作の主人公は30代の会社員男性、今野。首都圏から岩手県へ転勤して2年、そこで同僚の男の日浅と気が合い、共に川釣りに夢中になる。自然の細密描写が、男たちのささやかな生の喜びを格調高く歌い上げる。

 10歳の時に父親の部屋でビートルズの歌詞カードを見て「かっこいいな」と思ったのが文学原体験だ。「就職後、何となく小説を書き始めました。遊びですけど」。退職し、福岡市から盛岡市に移住した。東日本大震災に伴う生活苦を抱える人に身近に接し、図らずも震災が作品に滑り込んできた。初めて遊びではない小説になったのが受賞作だ。

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