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坂村健の目

東洋大情報連携学部(INIAD)の坂村健学部長が科学の視点でつづるコラム。

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坂村健の目

流れを作る側に立てるか

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 中国でもIoT(モノのインターネット)がブーム。ぜひ来てほしいという要請に応え、久しぶりに中国を訪問した。青島で政府系ITメディアが開設した「TRON×IoTショールーム」開幕式出席のためだ。

 その後、高速鉄道で5時間かけて移動した北京では「第21回中国国際ソフトウエア博覧会・国際モノのインターネット応用・発展サミット」で基調講演を行った。私の次に登壇したのがシェア自転車のmobikeの楊副総裁。その次がシェアハウスのtujiaの向副総裁だった。中国ではシェアビジネスがIoT実用化の急先鋒(せんぽう)なのだ。

 mobikeはGPS(全地球測位システム)搭載で無線ネットワーク接続された貸自転車。どこで乗ってどこで降りてもいい。昨年4月にスタートして、たった1年ほどで500万台!と驚異的成長を遂げた。利用者数は1億人。シンガポール、英国にも広がっており、福岡市とも提携した。初期からビッグデータ利用を打ち出し、動態データの解析結果を都市計画に生かせるとの提案が、自治体説得の鍵になっているという。

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