山本幸三地方創生担当相は21日午前の記者会見で、国家戦略特区での獣医学部新設計画に関し、日本獣医師会側と昨年11月に面会した際に自身の秘書官が作成したメモについて、既に廃棄したと明らかにした。山本氏は、獣医師会側が資料に基づいて発言したとし、「資料と発言が同じなので、秘書官も『メモを取っても意味がない』と途中でやめ、後で廃棄したと聞いている」と述べた。
この面会を巡っては、獣医学部を新設する事業者が学校法人「加計学園」に決まる前に、山本氏が学園に言及していたとする獣医師会の内部文書が判明している。【遠藤修平】