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なんともやりきれない記者会見だったが、小さな光も見えた。
ニュージーランド人のケリー・サベジさんが5月、神奈川県内の精神科病院で身体拘束された後に死亡した。27歳。母国で日本語と心理学の学位を取った後、九州の小中学校で英語を教えていた。
子どもたちにも慕われていたのに、なぜ--。
会見では、母親で地震学者のマーサさんとケリーさんの兄、精神科医療に詳しい杏林大教授の長谷川利夫さんらが話した。遺族によると、経緯はこうだ。
ケリーさんには双極性障害(そううつ病)があった。関東に住む兄の家に滞在中に症状が悪化。4月末に措置入院となり、すぐに両手両足、腰をベッドに拘束された。身体拘束は続き、10日後に心肺停止。転院先で亡くなった。
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