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相模原事件

娘の死、向き合えぬ 62歳父、がん延命拒否

10年ほど前、青森県を旅行中、父親のカメラにほほえむ長女=遺族提供

 19人の命を一度に奪った「津久井やまゆり園」の殺傷事件。愛する長女(当時35歳)を失った父親(62)が口を開いた。現実に向き合おうとしては思い出がよみがえり涙する。その繰り返しの1年だった。自らは今春、がんと診断された。「もうすぐいくよ」。仏壇の前で毎朝、語り掛ける。【国本愛】

 長女の朝は、甘めのコーヒーを飲むことから始まった。大きなマグカップに母親が氷を一つ落とす。眠そうな顔で一気に飲む。足りないとテーブルをカップでコンコンとたたいた。父親のまぶたには、そんな日常が焼き付いている。

 仕事人間だった父親は49歳で早期退職してから、長女と一日中、一緒に過ごした。長女はソファに腰掛ける…

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