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がん転移後、顎骨壊死に=答える人・勝俣範之教授(日本医科大武蔵小杉病院・腫瘍内科)

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 Q がん転移後、顎骨壊死に

 20年前、乳がんで左胸を全摘出しました。10年前に脊椎(せきつい)転移があり、薬を服用していましたが、顎骨壊死(がっこつえし)が起きました。薬をやめた後、骨折などが心配です。(千葉市、女性、51歳)

 A 適宜、放射線で治療可

 がんが成長すると、血流で移動し、他の臓器で増殖する転移が起きます。乳がんではリンパ節や骨、肺などが多く、再発の半数以上に骨転移が見られます。乳房に近い脊椎(背骨)は転移しやすい場所です。

 骨転移により、痛みや骨折、脊髄圧迫によるまひが起こります。これらに対して、痛みを和らげる放射線照射や手術のほか、ゾメタやランマークといった薬物治療が有効です。骨は古くなった骨の吸収と新しい骨の形成でバランスを取って、代謝を繰り返します。がんが転移すると破骨細胞が活性化し、骨が溶けてしまい、ひどくなると骨折も起こります。ゾメタやランマークは破骨細胞の活動を抑え、骨破壊を防ぎます。

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