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容器底にも溶融燃料か 堆積物、広範囲に

東京電力福島第1原発3号機の原子炉格納容器底部付近で撮影された堆積物。右には、落下した作業用足場が見える=国際廃炉研究開発機構提供

 東京電力は22日、福島第1原発3号機で進めていた原子炉格納容器内の調査で、同容器内の底部に事故で溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)とみられる塊を確認したと発表した。東電は、燃料デブリの可能性が高いとみて、得られた映像の解析を進める。

     東電は、円筒形の水中ロボット(直径約13センチ、全長約30センチ)を格納容器の底部に進め、たまった汚染水(深さ約6.4メートル)の中を撮影。底部の中央付近で、燃料デブリとみられる高さ約1メートルの岩状の塊や、砂や石のような堆積(たいせき)物が広範囲にあるのを確認した。東電の担当者は「原子炉で溶けた核燃料が金属などと混じり、落ちてきた可能性が高い」と説明した。落下した作業用足場の一部も映っていた。

     3号機の調査は19日に始まり、3回にわたってロボットが格納容器内部を撮った。21日にも圧力容器の真下にある機器の下部で燃料デブリとみられるつらら状の塊などを確認している。

     今年1~3月にあった1、2号機のロボット調査ではデブリを確認できておらず、デブリの可能性が高い物体が見つかったのは今回の調査が初めて。3号機の調査はこの日で終了。国と東電は炉心溶融を起こした1~3号機の調査結果を踏まえ、近くデブリを取り出す工法の方針を示す。【柳楽未来、岡田英】

    廃炉の難しさ示す

     田辺文也・元日本原子力研究開発機構上級研究主席(原子炉工学)の話 今回の調査で燃料デブリらしいものが見つかったのは一歩前進だ。しかし、その分布や形状、成分などが分からないと取り出し方法を決めるのは難しい。調査が進むにつれて損傷の激しさが分かり、廃炉の難しさが浮き彫りとなった。

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