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にいがた人模様

開業ナース 小島美里さん /新潟

小島美里さん

心と体まちも元気に 小島美里さん(42)

 県立看護大(上越市)と同大大学院を卒業後、上越市内の公立病院と東京の大学病院で計4年、看護師として医療の第一線に立ってきた。そして結婚してUターン。予防医療に力を注ごうと、上越市内の企業で産業保健師として6年勤めて、開業医ならぬ開業看護師(ナース)として今年6月、同市内に「陽だまり保健室」をオープンさせた。

     病院勤務の看護師、企業の産業保健師を務めていた頃は組織の縦割りのはざまに置かれたり、会社の立場と相いれず、その背後にある家族のことなどに踏み込めなかった。

     医療や保健、福祉などの橋渡しをして、隙間(すきま)を埋めて、心と体に加えて、家族など患者の周辺にまで一歩踏み込んで見守り、手を差し伸べようと考えていたところに、すでに長野県では「開業ナース」が展開されていることを知った。「民間のフリーな専門家として、中立の立場で、心と体のケアに取り組み、相談者本人の立場に寄り添っていこう」と考えて独立。その拠点として、「保健室」の開設にこぎ着けた。

     訪問看護や医療機関へ同行して受診に立ち会ったり、薬のことなど医療相談や離れて暮らす親への見守りなどにも対応する。さらに保健師を配置できない中小零細企業・事業所で働く人にも予防に重点を置いた対応をしていこうと、企業・事業所と個別に契約する「かかりつけナース」としての活動も目指している。

     もう一つの顔がある。初期投資を抑え、起業を目指す人に部屋を貸し出す「空き家BASE」を仲間と運営、管理人を務めている。

     「BASE」は築40年の2階建て。この空き家1軒を借りて、キッチンやトイレを共有。3部屋がある2階はレンタルオフィスとして貸し出し、1階はイベントやショップ、カフェが開けるスペースとしている。「陽だまり保健室」も、ここで開設している。二つの顔を結ぶのは、「生き方の支援」。人と人をつなぎ夢に挑戦できる施設を目指している。体と心に加えて、まちも元気にしたい。【浅見茂晴】


     ■人物略歴

    こじま・みさと

     1974年、妙高市(旧新井市)生まれ。保健師と看護師のほか、ヘルスカウンセラーと心理相談員の資格も持つ。「陽だまり保健室」は上越市高土町1の6の16。月~土曜日の午後1~6時(要予約)。電話090・7246・0354。利用料金などはホームページ「ナーシングラボ」で検索。

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