安倍晋三首相は24日の衆院予算委員会で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣された陸上自衛隊部隊の日報問題を巡り、稲田朋美防衛相を罷免しない考えを明らかにした。稲田氏は防衛相として過去に言動がたびたび批判されてきた。それにもかかわらず8月3日に予定する内閣改造まで守らざるを得ないところに、稲田氏を重用してきた首相の苦しさがある。【木下訓明】
陸自は、当初廃棄したと説明した日報の電子データを保管していたことを2月中旬に稲田氏に報告したと主張。稲田氏は報告を否定している。首相は予算委で、稲田氏の即時罷免を求めた民進党の大串博志政調会長に対し、「稲田氏は説明責任を果たすべく努力してきた。引き続き徹底的な調査を行い、再発防止を図ることで責任を果たしてほしいと考えている」と反論した。
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