連載

一緒に生きよう

毎日新聞デジタルの「一緒に生きよう」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。

連載一覧

一緒に生きよう

相模原事件1年 記者が現場で感じた取材後記

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
家庭用品売り場で壁に貼るステッカーを選ぶ大塚裕貴さん(右)=埼玉県内で2017年6月29日、塩田彩撮影
家庭用品売り場で壁に貼るステッカーを選ぶ大塚裕貴さん(右)=埼玉県内で2017年6月29日、塩田彩撮影

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺された事件から1年。大規模入所施設でなく、地域のグループホームやアパートで生活する障害者の姿を紹介する毎日新聞の連載企画「一緒に生きよう」を担当した記者が、取材で感じたことを書きとめた。

 グループホーム「みらい」(埼玉県東松山市)の朝はにぎやかだ。「陽介さんの好きな納豆ですよ」「未来(みく)さん、おはよう! 良い笑顔だね」。スタッフが入居者にかける言葉が飛び交う。自分で体を動かすのが難しい入居者は、食事介助に1対1の対応が必要だ。グループホームを運営する社会福祉法人「昴(すばる)」の職員や地域の居宅介護事業所から派遣されたヘルパー計5~6人が毎朝、出入りしている。

 複数の事業所が支援に携わるため、入居者一人ずつの引き継ぎファイルには、体調や1日の様子が細かく記載されている。発熱時の対応や緊急時の行動もマニュアル化して共有する。近くには入居者のかかりつけ医となるクリニックがあり、医療的ケアが必要な入居者らの体調管理を日常的に担う。

この記事は有料記事です。

残り2590文字(全文3041文字)

次に読みたい

あわせて読みたい

注目の特集