國府理の作品

「水中エンジン」再制作 京都

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再制作された國府理の「水中エンジン」=清水有香撮影
再制作された國府理の「水中エンジン」=清水有香撮影

 3年前に44歳で急逝した美術家、國府理(こくふおさむ)の「水中エンジン」が再制作され、京都市東山区のアートスペース虹で展示されている。水槽にエンジンを沈め、稼働させる作品。オリジナルは既に失われており、同種のエンジンなどを使って仲間たちが再現を試みた。企画したキュレーターの遠藤水城(41)は「作品を多角的に検証し、共有する機会になれば」と話す。

 國府は乗り物をモチーフにした立体を手がけ、人間と科学、自然との関わりを模索し続けた。福島第1原発事故から着想した「水中エンジン」は、無駄にまき散らされる熱エネルギーを水の対流によって可視化。2012年、虹で発表された。エンジンの動きは不安定で、國府自身がメンテナンスを施していたという。もろさを抱えた同作について、遠藤は「人間がつくったシステムとは何かを巡る本質的なアプローチがある」と評価する。

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