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四国見聞録

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香川県善通寺市 善通寺俘虜収容所 終戦時、捕虜1739人が寝起き /四国

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日本の敗戦が決まった1945年8月15日に撮影された捕虜の記念写真。銃のようなものを手にしている者もいる=善通寺俘虜収容所で、香川県善通寺市立図書館提供
日本の敗戦が決まった1945年8月15日に撮影された捕虜の記念写真。銃のようなものを手にしている者もいる=善通寺俘虜収容所で、香川県善通寺市立図書館提供

太平洋戦争、国内初の設置 解放までに10人死亡、地元有志が墓石建立

所内に製パン工場も

 何度もテレビドラマや映画となった「私は貝になりたい」。太平洋戦争時の米兵捕虜に対する虐待を描いたストーリーは架空だが、重いテーマだ。そして、太平洋戦争の際、国内で最初に設置された捕虜収容所が香川県善通寺市の「善通寺俘虜(ふりょ)収容所」だ。手がかりを求めて跡地周辺を巡った。【植松晃一】

 善通寺市史(1994年刊)によると、収容所は開戦から1カ月余り後の1942年1月14日、同市文京町4の香川県護国神社南側にあった歩兵第43連隊の兵舎を利用して開設された。米・グアム島で捕虜となった米兵ら422人が15日に収容された。県文化財保護協会総括副会長の大河内義雅(よしのり)さん(78)は、「グアム島攻略には善通寺で編成された部隊も参加していたので、善通寺へ護送されたのでは」と推察する。

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