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開かれた新聞委員会

新しい時代の新聞作りを目指して創設した「『開かれた新聞』委員会」は新聞界では初めて、報道への当事者からの苦情と対応に「第三者」の目を反映させる試みです。社外の識者にお集まりいただき、新聞に対する率直な見方、批判、期待を話していただきます。

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座談会(その2止) 「安倍1強」に陰り

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吉永みち子委員
吉永みち子委員

 

 ■都議選後、内閣支持率急落

記者会見、もっと追及して

 佐藤政治部長 都議選で自民党が歴史的な惨敗を喫し、内閣支持率は急落、「安倍1強」が初めて揺らぎました。毎日新聞は都議選投開票日(7月2日)の翌日に首相の単独インタビューを行いました。加計学園の問題を正面から聞くことを約束してインタビューに臨みました。インタビュー記事に添える形で、急ぎ過ぎ、対決型の政治を改め、「立ち止まるべきだ」と指摘する論文を付けました。

 吉永委員 微妙なところだ。都議選直後で、支持回復に利用される恐れもある。でも、政治部長の論文や3面クローズアップの記事があったから良かった。ただ「具体的に何を反省し改めるのかには言及しなかった」とか「述べるにとどめた」という表現は気になった。新聞にはこうした表現が結構出てくるが、言及させてよ、とどめさせないでよ、なぜとどめちゃうの?という素朴な疑問が残ることはある。官房長官会見で食い下がる記者に…

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