18歳(さい)の高校生らが親権者の同意なしに契(けい)約(やく)ができるようになった場合、最も懸(け)念(ねん)される問題の一つが、いわゆる「マルチ商法」による被(ひ)害(がい)の増加だ。マルチ商法は、商品やサービスを契約した人が次の買い手を探し、買い手が増えるごとに利益を得る仕組み。愛知県の20代女性の例を見てみよう。
ある日高校時代の友人から連(れん)絡(らく)があり、レストランで再会すると、あるビジネスを紹(しょう)介(かい)された。「化(け)粧(しょう)品(ひん)を買って友(とも)達(だち)を紹介するだけ。月20万円稼(かせ)いでいる子もいるよ」。熱心に勧(かん)誘(ゆう)され、会員登録をして30万円分の化粧品をクレジットカードで購(こう)入(にゅう)した。2日後、商品と勧誘に使うパンフレットが届いた。し…
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