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PKO日報

黒江防衛次官、更迭へ 陸幕長も辞意

岡部俊哉陸上幕僚長=木下訓明撮影

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)への派遣部隊の日報を陸上自衛隊が「廃棄した」とした後も保管していた問題で、政府は27日、防衛省内の混乱を招いたとして、事務方トップの黒江哲郎事務次官(59)を更迭する方針を固めた。一方、陸自トップの岡部俊哉陸上幕僚長(58)は辞任する意向を固めたことが関係者への取材で分かった。事実上の引責辞任となる。

28日、監察結果を公表

 防衛省は28日に一連の問題を巡る特別防衛監察の結果を公表し、黒江氏と岡部氏を含む関係者の処分を合わせて発表する。稲田朋美防衛相は27日朝、岡部氏の辞任について報道陣に「まだ何も決まっていない」と話した。黒江氏は8月の防衛省人事で交代させ、事実上更迭する見通し。

 政府関係者によると、日報を巡っては、情報公開請求に対し、昨年12月2日に「既に廃棄した」として不開示を決定した後も、陸自内の指揮システムの掲示板などにデータが残っており、一部の隊員が端末にダウンロードしていたことが今年1月中旬に判明した。

 黒江氏と岡部氏は2月15日に協議し、開示対象ではない「個人用データ」だったとして、保管している事実を非公表とすることを決めたとされる。データはその後、陸自幹部の指示で削除されたとみられている。

 特別防衛監察では、陸自内部での保管が3月に報道で発覚するまでの経緯を調べており、稲田氏が非公表の決定に関与したかが焦点となっているほか、黒江、岡部両氏、豊田硬官房長らの関与についても調査している。黒江氏は減給や戒告などの懲戒処分となる見通しで、豊田氏も処分を受けるとみられる。

 黒江氏は1981年に防衛庁入庁。官房長や防衛政策局長などを歴任し、2015年10月から事務次官を務めている。岡部氏は防衛大学校を卒業後、81年に入隊し、統合幕僚副長や北部方面総監などを経て、昨年7月から現職。制服組トップの統合幕僚長の有力候補とみられていた。【木下訓明、前谷宏】

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