最低賃金

政府目標とまだ開き 平均時給848円

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 2017年度の最低賃金(最賃)引き上げの目安額は、全国平均で25円増と過去最大だった16年度より1円高い上げ幅で決着した。ただ、目安通りに引き上げられても全国平均の時給は848円。政府目標の1000円とは、まだ開きがある。

 「25円。ここまでぴったり予定通りになるとは」。25日夜、部下から決着の報告を受けた厚生労働省幹部は、こう感想を漏らした。目安額を話し合う厚労相の諮問機関「中央最低賃金審議会」(会長=仁田道夫・東京大名誉教授)は公益(有識者)、労働者側、使用者側の委員で構成されているが、25円は厚労省が事前に思い描いた通りの数字だった。引き上げ率は2年連続の3.0%だった。

 6月27日に始まった議論の中で、労働者側は「最賃800円以下の地域を3年以内に無くすべきだ」と、毎年30円程度の引き上げを主張した。使用者側は「11円程度が妥当」とし、労使の主張には隔たりがあった。結局は厚労省の意をくんだ公益委員たちの意見が通り、25円でまとまった。

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