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沖縄論壇時評

支配秩序とメディア=ジャーナリスト・渡辺豪

大田昌秀・元沖縄県知事の告別式。遺影を前に、参列者が次々と焼香した=沖縄県浦添市で6月15日、蓬田正志撮影

分断ではなく多様性を

 権力に刃向かうと大変な目に遭わされる。

 加計学園をめぐる前文部科学省事務次官、前川喜平氏の奮闘と災厄を目の当たりにし、そう感じた人は少なくないのではないか。政権内部からは前川氏の人格をおとしめるような発言が噴出し、読売新聞は前川氏が「出会い系バー通い」をしていたと報じた。

 前川氏は6月に開いた記者会見で「メディアまで(政権に)私物化されたら日本の民主主義が死んでしまう」と憂慮する形で応戦した。

 「組織の論理」を優先するあまり、職業倫理や社会正義がゆがめられる。このあしき慣例は、極限時には生身…

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