- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

阿武隈山系の山々に囲まれた県道を車で走っていると、黄色いじゅうたんを敷き詰めたような光景が目に飛び込んでくる。福島第1原発事故の避難指示が今年3月末に解除された福島県飯舘村佐須滑(なめり)の農地160アールで、農家の阿部勝男さん(69)と妻セツ子さん(70)が育てているヒマワリだ。「ずっと守ってきた土地だから」。農地の地力回復、ふるさとの景観保全、そして復興への願いを込めた黄色い大輪が、夏の青い空と山の緑の中で咲き誇っている。
明治時代から続く農家。事故前はコメのほか、ケチャップやジュースにする加工用トマトを作っていた。母や孫ら家族7人で過ごす日々は事故で奪われ、家族全員で伊達市の借り上げ住宅に避難した。事故から1年ほどたつと、田畑に生えた雑草が大人の背丈を超えるほどになり、土地はやせていった。「草刈りだけは」と、夫妻は避難先から毎週のように通った。
この記事は有料記事です。
残り467文字(全文848文字)
時系列で見る
-
汚染廃棄物を12月に試験焼却 大崎市
1824日前 -
「思い出の品」東京で出張返却会
1827日前 -
高濃度汚染水漏れ 東電「外部漏出ない」
1828日前 -
凍土壁 遮水効果はっきりせず
1830日前 -
敷地内に不発弾か
1835日前 -
汚染車190台、敷地外へ 一部流通
1836日前 -
双葉町帰還困難区域 22年一部解除目指す
1843日前 -
「気中工法」で燃料デブリ取り出し 初の方針案
1845日前 -
記憶と教訓伝える施設、新装オープン 石巻
1846日前 -
避難指示解除4カ月の畑にヒマワリ満開
1847日前 -
3号機原子炉「溶け落ち核燃料残っておらず」
1849日前 -
燃料デブリ取り出し方針「9月に決定」
1851日前 -
復興の芸術祭開幕 宮城・牡鹿半島を中心に
1853日前 -
3号機、溶融燃料で足場脱落
1857日前動画あり -
避難疲れ癒やす漫才 生徒ら競う
1858日前 -
身元確認で未入力ミス 岩手県警
1858日前 -
福島で避難解除の町村議員ら課題報告
1859日前 -
「東北の今」を語る 仙台でシンポジウム
1861日前 -
東電、トリチウム水放出発言報道を否定
1861日前