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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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避難指示解除4カ月の畑にヒマワリ満開

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阿部夫妻は「来年もきれいな花を咲かせたい」と話す=福島県飯舘村佐須で2017年7月19日午後1時19分、宮崎稔樹撮影
阿部夫妻は「来年もきれいな花を咲かせたい」と話す=福島県飯舘村佐須で2017年7月19日午後1時19分、宮崎稔樹撮影

 阿武隈山系の山々に囲まれた県道を車で走っていると、黄色いじゅうたんを敷き詰めたような光景が目に飛び込んでくる。福島第1原発事故の避難指示が今年3月末に解除された福島県飯舘村佐須滑(なめり)の農地160アールで、農家の阿部勝男さん(69)と妻セツ子さん(70)が育てているヒマワリだ。「ずっと守ってきた土地だから」。農地の地力回復、ふるさとの景観保全、そして復興への願いを込めた黄色い大輪が、夏の青い空と山の緑の中で咲き誇っている。

 明治時代から続く農家。事故前はコメのほか、ケチャップやジュースにする加工用トマトを作っていた。母や孫ら家族7人で過ごす日々は事故で奪われ、家族全員で伊達市の借り上げ住宅に避難した。事故から1年ほどたつと、田畑に生えた雑草が大人の背丈を超えるほどになり、土地はやせていった。「草刈りだけは」と、夫妻は避難先から毎週のように通った。

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