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稲田防衛相

「かねてより…」繰り返す 記者会見の要旨

辞表提出後に記者会見する稲田朋美防衛相=東京都新宿区で2017年7月28日午前10時47分、小川昌宏撮影

 稲田朋美前防衛相の28日の記者会見の要旨は以下の通り。

    <冒頭発言>

     特別防衛監察で防衛省・自衛隊にとってたいへん厳しい結果が示された。極めて遺憾だ。

     日報が陸上自衛隊に存在すると私に報告され、それを非公表にすることを私が了承したという報道があった。特別防衛監察で「何らかの発言があった可能性は否定できないものの、書面を用いた報告がなされた事実や、非公表の了解を求める報告がなされた事実はなかった」「防衛相による公表の是非に関する方針の決定や了承がなされた事実もなかった」と認定されている。

     私は報告を受けたという認識が今でもなく、報告があれば、公表するように指導したはずだが、監察結果は率直に受け入れる。

     日報を巡る一連の問題は、単に陸自の情報公開への対応が不適切だっただけでなく、防衛省・自衛隊の情報公開の姿勢に疑念を抱かせ、国内外で任務にあたる隊員の士気を低下させかねない。極めて重大、深刻だ。

     防衛相として責任を痛感しており、1カ月分の給与を返納し、職を辞する。先ほど安倍晋三首相に辞表を提出し、了承された。

    <辞任の経緯>

     --辞任をいつ決断したか。

     ◆日報問題で世間を騒がせ、責任を免れないと思っていた。私の正直な気持ちについて、かねてより首相に相談していた。

     --辞任を決めたタイミングは?

     ◆ずっと、かねてより考えていた。

     --ずっととは?

     ◆この問題が浮上したときからだ。

     --首相と相談した時期は?

     ◆首相にはその都度、私の正直な気持ちを伝えていた。

     --首相はデータがあったという報告を受けていないと国会で答弁している。

     ◆私の辞任に関する相談だ。

     --理由がないと辞任の相談はできない。

     ◆詳細は控えるが、かねてより私の正直な気持ちを伝え、相談していた。

     --いつごろから?

     ◆正確には言えないが、かねてよりだ。

     --かなり大事なことだ。今回の問題を本当に首相に言っていないのか。

     ◆事実関係については申し上げていない。

     --日報について首相には何と言った?

     ◆日報についてではなく、3月17日に特別防衛監察が始まった時点から、防衛省・自衛隊の信頼を揺るがしかねない事態になったと思っている。

     --あの時点では事実かどうか確定していない。なぜ辞任を考えたのか。

     ◆その時点で思ったとは言っていない。漠然と、そういう状況が念頭にあった。

     --首相の言葉は?

     ◆「わかりました」という言葉があった。

     --首相官邸から慰留されたか。

     ◆最終的に了承いただいた。

     --東京都議選中の失言もある。辞任が遅かったのでは?

     ◆日報問題で監督責任を果たしたいとかねがね思っていた。私の意思として報告書を出し、辞任する。

     --都議選中の失言で辞任を考えたか。

     ◆誤解を招きかねない発言だったと即日撤回し、おわびしている。今回の日報問題で辞任を決意した。

     --シビリアンコントロール(文民統制)が利いていないという批判をどう受け止めるか。

     ◆厳しい環境の中でなすべきことはしっかりやってきた。しかし、日報問題で信頼を揺るがせたのは事実。私の指導力不足の責任は痛切に感じている。

    <2月13日と15日>

     --報告書では、陸自が2月13日に稲田氏に報告したとされる件と、15日の省内の会議の件が解明ができていない。

     ◆4カ月間、徹底的に調査した。13日と15日のことについて私も聴取された。事実関係は解明できたと考えている。

     --明確な答えは出ていない。

     ◆書面を使った報告はなく、了承を求める会議でもなかったと、さまざまな証言や資料を基に認定された。

     --稲田氏に報告したという陸自のメモに心当たりは?

     ◆ない。

     --メモは捏造(ねつぞう)か?

     ◆わからない。

     --大事な問題を防衛相に報告しなかった体質をどう思うか。

     ◆さまざまな点を指摘された結果、この処分になっている。

     --隠蔽(いんぺい)体質はあったか。

     ◆防衛省・自衛隊として自ら日報を公表した。国民への隠蔽はない。

     --陸自は日報を破棄している。それでも隠蔽体質がなかったと言えるか。

     ◆不適切な対応は深く反省しなければならない。

     --稲田氏と一切関係なく、すべて自衛隊内部でやっていたということか。

     ◆そういうことは言っていない。

    <安倍政権への影響>

     --8月初旬に内閣改造が控えている。首相の政権運営への影響をどう考えるか。

     ◆そういう批判も承知している。しかし今回の問題の監督責任を取るべきだと思い、辞任を決意した。

     --影響はあるか。

     ◆そういう批判があることは真摯(しんし)に受け止めたい。

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