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瀬古利彦 決意の最前線復帰(その1) 2人の先達に恩返し

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パネルディスカッションに真剣な面持ちで参加する瀬古利彦さん(右)=東京都渋谷区の青山学院大学で2017年6月7日、丸山博撮影
パネルディスカッションに真剣な面持ちで参加する瀬古利彦さん(右)=東京都渋谷区の青山学院大学で2017年6月7日、丸山博撮影

 「今のマラソンブームは1964年東京五輪で命をかけて銅メダルを取った円谷幸吉(つぶらやこうきち)さんのおかげ。2020年(東京五輪)のマラソンの結果が悪ければ、今までの栄光も全てダメになる」

 6月7日、東京都内の大学の一室。約100人の陸上長距離の指導者らを前に、日本陸上競技連盟マラソン強化戦略プロジェクトリーダー、瀬古利彦さん(61)の口調が熱を帯びていく。「練習をやらないとマラソンは勝てない。究極のアナログ。科学や効率でなく、泥臭くやらないと」。原点は現役時に故・中村清監督と重ねた猛練習。テレビのバラエティーで軽妙な語りをみせて笑いを取る姿とは違っていた。

 日本マラソン界は04年アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずきさんを最後に五輪のメダルから遠ざかり、その後の五輪3大会で入賞は男女計1回のみ。日本陸連は従来のやり方では20年のマラソン復活は難しいと判断。「温故知新」として瀬古さんに旗振り役を託した。瀬古さんも科学的な手法を全面的に否定しているわけではない。効率を求め故障を恐れるあまり、根本的な練習量が不足する現状を嘆いているのだ。

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