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瀬古利彦 決意の最前線復帰(その2止) メダルへの情熱再び

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パネルディスカッションの最中、ふと考え込む瀬古利彦さん。背景に映し出された日本マラソン界の現状を、かつて世界の舞台で勝ち続けた伝説的ランナーは指導者としてどう打破していくか=東京都渋谷区の青山学院大学で2017年6月7日、丸山博撮影
パネルディスカッションの最中、ふと考え込む瀬古利彦さん。背景に映し出された日本マラソン界の現状を、かつて世界の舞台で勝ち続けた伝説的ランナーは指導者としてどう打破していくか=東京都渋谷区の青山学院大学で2017年6月7日、丸山博撮影

 

 ◆日本陸連マラソンリーダー・瀬古利彦さん

不完全燃焼の「監督」

 昨秋、2020年東京五輪へ向けた日本陸上競技連盟のマラソン強化戦略プロジェクトリーダーに就任した瀬古利彦さん(61)にとって、最初の難題は五輪代表選考方法の策定だった。昨冬から始まった議論は難航し、今春まで続いた。

 それまでの選考は、五輪前年度の複数レースの結果を総合的に勘案し、陸連幹部が主観で選ぶ方法だった。透明性に欠ける上、五輪3大会連続メダルゼロと結果が出ていない。42・195キロのマラソンより距離の短い駅伝やトラック種目もあり、五輪前年度になるまで厳しいマラソンの練習に本気で向き合わない選手も多い。

 「ポッと出の選手はダメ。1年でも早くマラソンに取り組んでほしい」。瀬古さんの意向を受け、奇抜な案ができあがった。17~18年度の2シーズンのレースで一定の結果を出した選手だけが、19年秋以降に開く代表選考レースに出場できる。そして、そのレースの上位は代表に自動内定する形に変えようとした。

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