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松尾貴史のちょっと違和感

放送タレント・松尾貴史さんのコラム。テレビから政治まで、「違和感」のある話題を取り上げます。

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松尾貴史のちょっと違和感

加計問題閉会中審査 「丁寧に」逃げ回る安倍首相

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=松尾貴史さん作
=松尾貴史さん作

 国会の閉会中審査で、これまでとは打って変わって低姿勢で始めた安倍晋三総理大臣の答弁の様子に、ところどころではあるが少しはおとなしくなった部分も見せようとしているのは見てとることができた。しかし、野党の追及には聞かれたことに丁寧に答えようという意識は希薄に感じられた。質問者は総理に問うているのに、散々制止されながらも質疑妨害、時間浪費作戦としか取れない言動の山本幸三地方創生担当大臣や、「殿をお守りするのじゃ」という風情の松野博一文部科学大臣の様子を見るにつけ、この人たちはもう一蓮托生(いちれんたくしょう)、死なば森友、いや、諸共(もろとも)と考えているようにも見える。

 この国の行政は、なぜか記録の管理や公表を軽んじるくせに、とてつもなく記憶力が低い人たちが実権を握って行っているのか。そこへ秘密保護法や共謀罪法(改正組織犯罪処罰法)で萎縮した国民はさらに何も追及できなくなるのではないか。ついでに言えば、真っ当な記憶力と勇気を持つ人は、「政府高官」から人格を攻撃され、誹謗(ひぼう)中傷の的としてさらされる。

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