東日本大震災

続く震災の痛み、伝える 宮城の高校が創作劇 家族失った思い取材重ね

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「ストレンジ スノウ」の一場面。弟を津波で亡くした高校生役を演じる砂口優美子さん(右)らの熱演が光る=川口裕之撮影
「ストレンジ スノウ」の一場面。弟を津波で亡くした高校生役を演じる砂口優美子さん(右)らの熱演が光る=川口裕之撮影

 東日本大震災の死者・行方不明者が1000人近くに及んだ宮城県名取市にある県立名取北高校演劇部が、遺族らからの助言などをもとにした劇「ストレンジ スノウ」を創作した。津波で家族を失った高校生たちの葛藤を描いたストーリーで、仙台市で1日に開催される全国高校演劇大会で上演される。復興が進み街の姿が変わっていく一方で、「今も変わることのない現実に苦しむ人々がいることを伝えたい」と部員たちは言う。

 物語の舞台は、震災から5年がすぎた被災地の高校。津波から一緒に逃げていた妹の手を離し、自分だけが助かった女子高校生と、弟とかくれんぼをしていた時に揺れに襲われ、いくら呼んでも弟が出てこなかったために1人で津波から逃げてしまった別の女子高校生が、互いに苦しみながらも現実に向き合っていく--。

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