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7月の読者投稿から 「私は幽霊だから」

 毎日新聞には読者の皆さんからの投稿を受け付けるさまざまなコーナーがあります。7月に掲載された投稿の中からアクセス数が多く、反響の大きかったものを紹介します。

 「人生相談 ママ友嫌がらせに恐怖感」(11日)は「長男の出産を機に知り合った近所のママ友から、今年に入り嫌がらせを受けるようになりました」という33歳の女性による投稿です。今は連絡を絶っているというものの、「ご近所なので、いつか会いそうで不安です。このモヤモヤした恐怖や嫌な感覚から脱出する方法を教えてください」という相談に対して、タレントの光浦靖子さんが答えました。

 「あなたはきっと、また会うかもしれない、それでずーっと恐怖というか、構えてしまうんでしょうね。もうね、意味なく人を傷つける人なんて、たいした人じゃないです。はっきり言って、あなたが本気になる価値なんてない」。光浦さんはこう断言します。「ケンカする、対話する、お互い理解する、そこまでするのは今後も付き合いたい人にだけです。それだけの価値が彼女にあります?」とも。そして、こう心がけるようアドバイスします。「あなたと友人になりたいわけでない、私は他に素晴らしい友人がいる、あなたに無視されようが痛くも痒(かゆ)くもない、これを芯に持ってればきっと変わると思います。どうしよう、じゃなく、どーでもいい、で」と。これに対しツイッターでは「名回答。涙が出てきた」「光浦さんのご指摘、当たってますね!」といった反応が寄せられました。

 「女の気持ち 幽霊」(14日)は54歳の女性からの投稿です。足が痛く医者から「障害認定」を受けたというこの女性。障害者枠で経理事務のパートの職を得てから、時給がない昼休みも働くほど頑張りました。しかし、追いつけないほど仕事が増えたことで退職します。再就職を果たしある時、休みに気づかずいつも通り働いたことから、上司に報告しましたが、返ってきた言葉は「振り替え休日はなし」。長年働いている女性は「自分で間違えたから仕方ない。幽霊になるしかない」と言いました。女性は自らにつぶやくような言葉で投稿を結びます。「無給で代替の休みもなく、交通費は持ち出し。仕方ない。私は幽霊だから」。

 「男の気持ち 晩酌」(3日)は90歳の男性がつづった酒と妻に関する思いです。「老いてから酒の飲み方が変わったなと、しみじみ思うことがある」という書き出しで投稿は始まります。会社勤めの時は同僚と楽しい酒を楽しんだという男性。70代からは夫婦差し向かいの晩酌が始まりました。しかし、妻は4年前に他界。男性は「独酌で静かに酒を口に含み胃の腑(ふ)に流し込んでいるわびしい自分に、ときどきアレッと思うのである」とつづります。「満開の桜をさかなに花見酒」「縁先で夜風に涼み、冷用酒で暑気払い」「月見酒でほろ酔い気分」「寒い冬の晩は、じんわりとぬくもるおでん燗(かん)酒」。男性は独酌の味を楽しみ尽くします。そして、妻の月命日には「仏壇の前に供養の膳を据え、そろいの唐津ぐいのみに酒を満たし、遺影と晩酌」です。酔いが回る頃、男性の耳に懐かしい妻の声がよみがえります。「いいかげんにおつもりにしたら」と。

 「みんなの広場 拝啓 佐川国税庁長官様」(11日)は森友問題を巡る国会審議で野党の追及に対して「関係資料は破棄して存在しない」と答弁し、その後、国税庁長官に就任した前財務相理財局長の佐川宣寿氏に宛てた手紙という形式の投稿です。61歳の団体職員の投稿者は佐川氏の国会答弁について、「その胆力に尊敬の念を抱いております」としたうえで、「そんなあなたにお願いがあります」と続けます。それは納税者の一人として、「税務調査の際に『関係書類は紛失しましたが、適切に処理しているので経費の計上を認めてください』と申し上げる場合もありますので、その言い分を認めるよう『通達』を早くお出しください」というものです。そして、皮肉たっぷりにこう結びます。「国会で何の証拠も示さずに自らの主張を押し通されたのですから、私のこのお願いはよく理解していただけると思います。今後ともこれまでの姿勢を貫かれ、ますますのご栄進をお祈りします」。

人生相談 ママ友嫌がらせに恐怖感=回答者・光浦靖子

https://mainichi.jp/articles/20170711/ddm/013/070/017000c

女の気持ち 幽霊

https://mainichi.jp/articles/20170714/ddm/013/070/009000c

男の気持ち 独酌

https://mainichi.jp/articles/20170703/ddm/013/070/035000c

みんなの広場 拝啓 佐川国税庁長官様

https://mainichi.jp/articles/20170711/ddm/005/070/037000c

あなたも日ごろ接するニュースや暮らしの中で感じたことを文章にして、投稿してみませんか。投稿フォームは以下のページです。

http://mainichi.jp/contribution/

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