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【ベルリン中西啓介】北海道で盗掘されドイツに渡ったアイヌ民族の遺骨について、日本政府は31日、ベルリンの在独日本大使館で返還式を行う。国連の「先住民族の権利に関する宣言」に基づき、外交ルートを通じてアイヌの遺骨返還が行われるのは初めて。アイヌ民族の尊厳回復に向けて国際的な取り組みをアピールする場になる。
返還式には、収蔵団体の「ベルリン人類学民族学先史学協会」(BGAEU)のアレクサンダー・パショス代表、内閣官房アイヌ総合政策室の平井裕秀室長、北海道アイヌ協会の加藤忠理事長らが参加。この3者が遺骨返還の「証明書」となる文書に署名、日本政府に返還される。
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