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第103回全国高校野球選手権

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’17甲子園 秀岳館/上 両左腕で4強の壁越える /熊本

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マウンドで言葉を交わす幸地捕手(左)と川端投手
マウンドで言葉を交わす幸地捕手(左)と川端投手

 ボールがキャッチャーミットに収まるたび、乾いた音がブルペンに響いた。秀岳館投手陣の2本柱、川端健斗(3年)と田浦文丸(3年)両投手が黙々とボールを投げ込んでいた。鍛治舎巧監督は「148キロを投げる投手が2人もいる学校は他にない」と両左腕に大きな期待を寄せる。

 川端投手は熊本大会全5試合で先発し、最速148キロの直球とスライダーなどの変化球を武器に、28回と3分の2を投げて7失点と主戦の役割を果たした。一方で熊本大会で許した16安打、13四死球のうち8安打、9四死球が三回までと立ち上がりが課題だ。山口幸七コーチは「フォームが固まっていないことが要因」と分析する。県予選後はリリースポイントや足の踏み出しを確認し、シャドーピッチングに力を入れている。川端投手は「フォームは固まりつつある。期待に応える投球をしたい」と活躍を誓った。全国の強豪校を相手に4強の壁を打ち破る鍵の一つは川端投手の立ち上がりだ。

 「目標だった無失点は満足」。一方の田浦投手は熊本大会全5試合で救援し、14回と3分の1で失点0と安定感を見せた。決勝の九州学院戦では九回に自己最速の148キロを記録したが、「球速を意識するとフォームが崩れる」と無失点を優先する。両左腕は「どの試合も良いリズムで渡してくれた」(田浦投手)、「調子が悪い時も田浦が助けてくれた」(川端投手)とお互いが感謝している。

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