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大相撲名場面 1999年名古屋場所 2横綱、2大関を倒し初優勝した出島

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兄弟子が援護、無心で取った

 「出る出る出島」が快進撃を見せたのは1999年名古屋場所だった。押し相撲の西関脇・出島が2横綱、2大関を倒して13勝2敗。武蔵川部屋の兄弟子で新横綱だった武蔵丸(現武蔵川親方)の援護も受け、優勝決定戦の末に初めて賜杯を抱いた。

 優勝に加えて大関昇進、三賞独占と「5冠」に輝いた。現在は藤島部屋の大鳴戸親方として審判委員を務め、土俵下から目を光らせる。「部屋のみんなが引っ張り上げてくれた。自分は無心。体が勝手に動いた」と振り返る。

 当時、武蔵川部屋は若乃花・貴乃花の兄弟横綱を擁する二子山部屋とともに2大勢力を誇った。99年名古屋で最も注目されたのは三役で直近2場所10、12勝の東関脇・魁皇だった。出島も三役で9、11勝を挙げていたが「新横綱の武蔵丸と大関取りの魁皇で、自分の名前は全く出なかった」と言う。

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