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原発建設を断念…東芝傘下・WHに発注の2基

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ウェスチングハウス(WH)が建設中のVCサマー原発=東芝提供
ウェスチングハウス(WH)が建設中のVCサマー原発=東芝提供

 【ワシントン清水憲司】米スキャナ電力は31日、経営破綻した東芝傘下の米原子炉メーカー、ウェスチングハウス(WH)に発注した原発2基の建設を断念すると発表した。建設費の増大で採算が合わないと判断した。建設費は既に地域の電気料金に上乗せされており、地元住民や州政府が東芝などに損害賠償を求める可能性もある。

 建設を断念したのは、米南部サウスカロライナ州のVCサマー原発2、3号機。WHが今年3月、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請して経営破綻し、原発建設からの撤退を決めたため、スキャナと共同発注者の州公営電力会社が建設を続けるかどうか検討していた。

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