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論文不正を認定…分子生物研、5本で図表捏造

 東京大の医学系と生命科学系6研究室の学術論文計22本に不正の疑いが指摘された問題で、東大が、分子細胞生物学研究所(分生研)の渡辺嘉典(よしのり)教授が発表した論文5本計23カ所に、図表や画像の捏造(ねつぞう)など不正行為があったと認定する報告書をまとめたことが分かった。1日午後に記者会見して発表する。

     渡辺教授は、染色体の分裂に関わる分子機構の解明などで世界的に知られる。不正認定された論文は、2008~15年に英科学誌ネイチャーや米科学誌サイエンスなどに掲載された。実験していないデータを捏造したグラフを使ったほか、ぼかし処理で改ざんした画像を使うなど計16カ所で不正が認定された。

     渡辺研究室に当時所属し、一部の論文の筆頭著者だった助教も、計7カ所で捏造などの不正が認定された。

     一方、渡辺教授は毎日新聞の取材に「国際的基準では不正に該当しないのに不正とされたのは非常に残念だ。ミスで正確さに欠ける図表が載ってしまったことには責任を感じているが、指摘を受けた部分で論文の結論は変わらない」と語った。

     昨年8月に不正を疑う匿名の告発があり、学内調査委員会が調べていた。分生研では14年にも元教授らの論文で不正が認定され、今年3月に元教授ら4人を懲戒解雇相当、不正論文を執筆したとされる元助教1人を諭旨解雇相当とする処分を発表している。【千葉紀和、荒木涼子】

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