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論点

「自殺大国」からの脱却

本橋豊氏

 日本の自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)は主要7カ国(G7)中、最多の18.5(2015年現在)だ。26年までに他国並みの13以下に下げることを目指す政府の「改正自殺総合対策大綱」が7月25日、閣議決定された。自殺対策基本法が06年10月に施行されてから間もなく11年。「自殺大国」から脱却するにはいま何が必要なのか。【聞き手・玉木達也】

 先進国の中で日本の自殺率が高い原因について、昔なら「うつ病の有病率(ある時点で病気にかかっている人の割合)の高さ」や「医療制度の違い」によって説明されたかもしれない。だが、うつ状態になる原因は複数あり、それぞれが複合的に重なり合ってうつ病を発症することが分かってきた。つまり、うつ状態を招く生きづらさの要因と、それへの対策が異なっていることが各国の自殺率の差になっていると考えられる。

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