連載

科学の森

科学や環境問題を専門に取材する記者が、身近な話題を図解を交えてわかりやすく解説します。

連載一覧

科学の森

日本版GPSで新サービス 誤差100分の1に/自動運転・ドローン応用へ

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 スマホやカーナビでは、自分が地図のどこにいるか把握できるものの誤差はつきものだ。しかし、国が進める「日本版GPS(全地球測位システム)」で誤差はほぼ解消できるという。11日にはその人工衛星の一つが打ち上げられる。私たちの生活はどう変わるのか。【酒造唯】

 ●米国システム利用

 私たちの生活に欠かせないGPS。日本は民生面では「世界最大規模のGPS利用国」と言われる。だが、もともと米国が1978年に始めたシステムで、日本のものではない。83年に大韓航空機が誤って当時のソ連領空に入り、ソ連の戦闘機に撃墜される事件が発生したのを機に、米国が民間利用を認めて普及した経緯がある。

 米GPS衛星は全世界をカバーしているため常に日本上空にいるとは限らない。山やビルに遮られて電波をうまくキャッチできないこともある。米国依存のシステムのため、将来の国際情勢の変化などによっては日本の使用に影響が出ないとも限らない。このため、日本が独自システムとして開発を目指しているのが「みちびき」だ。

この記事は有料記事です。

残り1286文字(全文1724文字)

あわせて読みたい

注目の特集