群馬百湯

/44 川中温泉(東吾妻町) 色白にする美人湯 湯上がりの肌はすべすべ /群馬

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川のせせらぎが聞こえる露天風呂=東吾妻町の川中温泉かど半旅館で
川のせせらぎが聞こえる露天風呂=東吾妻町の川中温泉かど半旅館で

 「日本三大美人湯」が東吾妻町にある。「川中温泉」。東日本ではただ一つだ。他の二つは島根県出雲市の「湯の川温泉」と和歌山県田辺市の「龍神温泉」。その効能やいかに--。

 「こゝの湯に入れば男女とも色を白くする奇効があるので美人湯の別名がある」

 1931(昭和6)年に当時の鉄道省が発行した「温泉案内」は、川中温泉をこう紹介している。いつ、誰が言い出したのかは分からない。だが、40年ごろから温泉を守る一軒宿「かど半旅館」の2代目、小林正明さん(57)は「うちの湯には漂白作用があるようです。つかっている間は真綿に包まれるような柔らかい感触で、湯上がりの肌はすべすべ」と説明する。

 三大美人湯に共通するのが、ナトリウムイオンとカルシウムイオンを含んだ弱アルカリ性の泉質。皮脂と結びつくと、肌の表面にせっけんのような成分を作るという。川中温泉は源泉が33度とぬるめで、多少は加温するが、「のぼせないから長く入っていられる分、保湿効果が高まるのでは」。女将の順子さん(57)のきめ細かく白い肌が、その美肌効果を物語っている。

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