メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

無言の語り部

戦後72年/1 人吉海軍航空基地跡 本土防衛に備え /熊本

 岩盤に掘られた無数の横穴。その一つを進むと、コンクリートに囲まれた部屋にたどり着く。太平洋戦争中、錦町と相良村にまたがる地に建設された人吉海軍航空基地の作戦室は、闇の中に当時の姿をほぼそのままとどめていた。

 地元有志が2015年ごろに始めた調査によって施設の全容が分かるにつれ、旧日本軍が太平洋戦争末期に準備した本土決戦の姿が浮かび上がった。松の根から油を採って燃料をつくろうとした松根油(しょうこんゆ)乾溜(かんりゅう)工場の位置が初めて確認され、当初は防空壕とみられていた無数の横穴は旧日本海軍の多種多様な地下施設の一部と分かった。

 海軍は1943年11月ごろに飛行場建設を始め、約3カ月後には人吉海軍航空隊が発足。当時は県内唯一の…

この記事は有料記事です。

残り1062文字(全文1381文字)

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「児童が危険と…」 小学校前の通学路に白色スプレーで“停止線” 福岡の校長を書類送検
  2. 台湾東岸・花蓮でM6.1地震 震源の深さ18キロ
  3. 大阪・御堂筋で事故 軽ワゴン車横転、歩道に乗り上げ 繁華街が一時騒然
  4. もとをたどれば リクシルグループ 「住」と「生活」豊かさ願い
  5. 直前「胸騒ぎ」で井戸 命つなぐ 神戸の92歳、二つの大地震の経験生かす

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです