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津村記久子さん「浮遊霊ブラジル」

 京都府宇治市は4日、昨年刊行された女性の文学作品が対象の「第27回紫式部文学賞」に芥川賞作家、津村記久子さん(39)の短編集「浮遊霊ブラジル」(文芸春秋)を選んだと発表した。

     受賞作品は、初の海外旅行を前に急死した主人公の幽霊が、さまざまな人に取りついて念願の地を目指すという表題作など7編で構成。読者の共感を呼ぶ今日的な小説と評価された。津村さんは「好きなことばかり書いたような本が、このような形で日の目を見るとは思ってもみませんでした」とのコメントを寄せた。

     11月19日に宇治市で贈呈式があり、紫式部をイメージしたブロンズ像と200万円が贈られる。【富永浩三】

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