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岸田氏に人事相談 改造1カ月前、ベルギーで

岸田文雄氏=首相官邸で2017年8月1日、川田雅浩撮影

 安倍晋三首相は5日の読売テレビの番組で、内閣改造・自民党役員人事で外相だった岸田文雄氏を党政調会長に起用したことに関し、7月上旬の欧州歴訪中から今後の政権運営や人事を岸田氏に相談していたと明かした。また秋の臨時国会に党の憲法改正案を提出するとしてきたことについて、「今後は党にお任せし、高村正彦副総裁と岸田氏に取りまとめへ汗を流してもらいたい」と述べ、党内や公明党、野党に配慮して慎重に進める姿勢を強調した。

     首相は7月5、6両日に日・欧州連合(EU)首脳会談などのためベルギーを訪れていた。外相として同行した岸田氏と「(宿泊先の)私の部屋でゆっくり一杯やりながら、お互いに胸襟を開いて『厳しい状況で自民党、政府をどうやって運営しようか』と話した。その後、話し合いを続け、最終的に党を支えてほしいとなった」と説明。「ポスト安倍」候補の岸田氏の協力を取り付けるために改造の1カ月前から協議し、党の要職を希望する同氏の意向を受け入れた経緯を明かした。

     さらに首相は、これまでの政権運営で「自分の中におごりが生じたのかもしれない」と反省をアピール。改憲については日程ありきでないと改めて訴え、「内閣は経済第一でやってほしい」と苦言を呈した高村氏と、9条改正に慎重な岸田氏らに今後の議論を委ねる考えを示した。

     また「まずは(自民、公明の)与党で案を考える。同時に野党を含め、多数派を形成する努力は重ねなければならない」と与野党の理解を得る必要性を指摘。「皆で納得して進まないと(改憲の)国民投票で過半数を得るのは難しい」と理由も説明した。

     一方、改造で起用した河野太郎外相に対しては「ものおじせずに言いたいことを言い、発言ぶりは独特だが、外交・安全保障政策は大体、私と同じ考え方だ」と評価した。河野氏の父洋平氏は「ハト派」として中韓両国と良好な関係を築いたが、「(河野氏の)政策は独自のものだ」と述べ、日韓外交などで父とは一線を画すとの見方も示した。【竹内望】

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