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ベネズエラ

検事総長を解任 専制体制を強化

検察庁庁舎の前に立つベネズエラの治安部隊=カラカスで2017年8月5日、ロイター

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 【カラカス朴鐘珠】ベネズエラの最高裁は5日、政権批判を続けてきたオルテガ検事総長を解任した。制憲議会が発表した。これに先立ち、治安部隊が検事総長の執務室がある首都カラカスの検察庁庁舎を包囲していた。制憲議会により野党連合が多数を占める国会が閉鎖されるのは確実で、マドゥロ大統領を頂点とした専制的体制はさらに強化される。

     こうした事態を受け、南米諸国で構成する関税同盟「南米南部共同市場」(メルコスル)は5日、ベネズエラの資格停止を決定した。

     4日に招集された制憲議会で議長に選出されたマドゥロ大統領の側近で女性のロドリゲス前外相(48)は、反政府デモを指揮してきた野党連合は「正義の裁きを受けるだろう」と述べていた。

     野党連合は7月30日の制憲議会選の正当性を認めず、候補者を擁立しなかった。当選した545人の与党派議員は4日、国会議事堂で就任を宣誓。その後、チャベス前大統領の霊廟(れいびょう)を訪れ、チャベス政権を引き継いだマドゥロ政権を支持する方針を明確に示した。

     既に最高裁も支配下に置くマドゥロ氏は、国会の閉鎖に伴い、事実上全権を掌握する。

     野党連合に残る策は国際的圧力によるマドゥロ政権の孤立化だ。ただ安易な経済制裁は「食料品や医薬品の不足に苦しむ国民の窮状を更に悪化させる」とベネズエラの外交筋は懸念する。政権・軍幹部らが国外に分散した資産を凍結すればやがてマドゥロ氏は求心力を失い軍の反乱などが起きる可能性はあると同筋は指摘している。

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