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2016年の「うごく七夕まつり」。川原祭組、囃子の熱がピークを迎える夜の部

 今年も待ちに待った季節がやってきた。「七夕」と聞くと、多くの人が7月7日を思い浮かべるだろう。かつては私もその一人だった。あの東日本大震災が起きるまでは。

 縁あって通っている岩手県陸前高田市で出合った「うごく七夕」という祭りがある。旧暦の七夕である8月7日、各町内で見上げるほどの大きな山車に囃子(はやし)を乗せ、「よーい、よい」というかけ声と共に人々が練り歩く。街を離れた人でも、この日を目指し戻ってくる者が少なくない。

 2011年3月11日、市街地は壊滅的な被害を受けた。ほぼ全世帯が津波にのまれ、解散に追い込まれた町会もあった。それでも残されたわずかな山車を頼りに、街の宝として少しずつ息を吹き返してきた祭りだ。山車の練り歩く道は、街の歩みそのものだった。ある年は瓦礫(がれき)をかき分けるようにゆっくりと、次の年はかさ上げを控え、土の下に姿を消そうとしている元の駅前通りを惜しみながら、そして今年は一部かさ上げが終…

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